加工製品

弊社で取り扱っているシール材を加工方法別にご紹介します。 

カッティングプロッター加工品

一部自社加工可能 ▶

特徴
カッティングプロッターを用い、CAD/CAMによって指定された座標に沿てルーターやカッターを動かし加工する方法です。打ち抜き加工のように木型等のイニシャルコストが不要で、試作や小ロットでの加工に適しています。また、加工内容の幅が広く、打ち抜き加工では不可となる大型製品や厚材の加工も可能です。  
加工方法
・レシプロ加工
刃物が高速で上下動しながら可動することで、素材をカットし加工します。加工可能な材料や厚みの幅が広く、最も汎用的な加工方法です。ジョイントシートやゴムなどの加工で使用されます。    
      
・押切加工
刃先が2mmほどの刃物を固定し、上下動することなく押しながら切ることで加工します。薄い素材の加工に適しており、フィルム、薄紙、PET、3Mシート、シリコンゴム、薄ゴムなどの加工で使用されます。
        
・ルーター加工
金属や樹脂などのマシニング加工と同様、ルーターが高速回転しながら可動することで素材を切削し加工します。レシプロ加工と複合的に組み合わせることで、成形型を用いることなく立体的な加工が可能です。アクリル、テフロン、樹脂、各種溝加工などで使われます。        

打ち抜き加工品

自社加工可能 ▶

特徴 打ち抜き加工とは、抜型と面板の間に加工材を挟み上から目的の型を押し当てて任意の形状を打ち抜く加工です。型さえあれば何度でも同じ形状のものを成形できます。また、型を成形するといっても成形部分のみであるため型の製作コストもさほどかかりません。そのため安価なコストで大量に生産できるというメリットがあります。            
加工方法 抜き型はトムソン型(木の板に溝を掘ってその溝に刃(トムソン刃)を埋め込んだ「抜き打ち型」を用いて成形する)、ピナクル刃(刃とベースが一体になっている金属板を用いて加工する方法)、ピク型(手差しで一枚ずつ素材を入れる加工方法)があり、加工方法はハーフカット、オールカットの2種類があります。PC、PET、PP、塩ビ、銅箔、紙、ゴムなど様々な材料の加工で使われます。            

成形加工品

特徴
成形加工とは金属や砂で作られた型を使用して、金属や樹脂などの材料を加工して製品化することです。型の使い方はさまざまで、材料を型で押しつぶして変形させたり、熱して溶かした材料を型に流しこんだりするなどの方法があります。Оリング、Vリング、Xリング、丸紐、角紐、樹脂加工物などで実績があります。  
加工方法 ・圧縮成形
圧縮成形は加熱した金型の中に原料を仕込み、圧縮成形機で圧力をかけ成形する方法です。圧縮成形の金型は安価で経済的であり、少量・多品目製造に向いている方法です。ボール、リング、筒、カバーなど様々な成形に対応できるのもメリットです。パイプチューブ、ホース、パッキン、シール材、緩衝材、ゴム被覆電線、ベルト、ギア、カバーなど。  
          
・射出成形
射出成形は液状にした樹脂やゴムをシリンダーの中に入れ、ピストンを使ってシリンダーから材料を金型へ射出する成形方法です。金型へ材料を仕込む時間が短いため、大量生産に向いている方法です。短時間で大量生産ができるため、ゴム成形製品ひとつあたりのコストも安くなります。一方で射出成形の金型そのものの製作費用が高いため、初期コストがかかり、基本的に少量での生産が不可能であるといったデメリットがあります。機器部品、産業用部品、パッキン、OA 機器部品など。   
         
・押出成形
押出成形はところてんを押し出すように、溶けた樹脂やゴム、金属をスクリューで圧をかけ、連続的に口金からゴムを押し出す成形方法です。一定の断面形状の長尺のもののみ製造可能です。短い製品を作りたい場合は、長めに作ったあとで余分なところを切る加工をする必要があります。口金のコストが安価であるメリットがありますが、一方である程度まとまったロットでの生産となり、少量の生産が不可能であるデメリットもあります。素材にかかる応力が小さく、延性が少ない金属やもろい金属にも対応できます。パイプ、シート、フィルム、チューブなど。            

切削加工品  

特徴 切削加工は、刃物状の工具を使って工作物の不要部分を切りくずとして除去することで欲しい形状を作る加工です。旋盤やフライス盤、マシニングセンタ、ボール盤などによる加工がその代表で、加工法としては最も一般的です。金型などの準備がいらないため、多品種少量生産にも対応できる特徴を持っています。また、射出成形では難しい形状や高い精度、小ロットに対応できることから、試作品や加工治具などに使われます。鋼やアルミニウム合金、黄銅、ステンレスなどの金属や、POM、PC、ABS、アクリルなどの樹脂がよく加工で使われます。  
加工方法 ・旋削加工(旋盤加工)
旋削加工は、設備に固定した材料を回転させながら、固定した工具に当てることで加工していく方法で、代表的なものに旋盤加工があります。設備の種類としては、汎用旋盤、NC旋盤、卓上旋盤、立旋盤などが用いられています。旋盤加工では材料を回転させながら加工するため、主に丸形状に加工していく際に用いられており、外径加工、内径加工、ねじ切り加工、突切り加工が代表的です。            

・転削加工(フライス加工)
旋削加工が材料を回転させていたのに対して、転削加工では固定した材料に回転させた工具を当てることで加工する方法です。代表的なものにフライス加工があります。フライス加工には、汎用フライス、NCフライスなどの設備が用いられますが、特にマシニングセンタを使用する場合が多いです。フライス加工の代表的な加工法として、平面加工、側面加工、段差加工、溝加工、穴加工が挙げられます。            
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